砥部焼ってどうやってできるの?
1.陶石(とうせき)

砥部焼(とべやき)の主(おも)な原料(げんりょう)は、上尾峠産(うえびとうげさん)の粗面岩質安山岩(そめんがんしつあんざんがん)の陶石化(とうせきか)したものです。
2.採石場(さいせきじょう)

町内(ちょうない)の川登(かわのぼり)・万年(まんねん)・扇谷(おうぎだに)・弘法師(こうぼうし)・満穂(みつほ)・上尾(うえび)にあります。
3.製土工場(せいどこうじょう)

地元産(じもとさん)の陶石(とうせき)に他(ほか)の産地(さんち)の原料を混(ま)ぜ坏土(はいど)を作(つく)ります。
坏土とは、やきものの材料(ざいりょう)となる土(つち)のことです。
4.土練機(どれんき)

圧縮調整(あっしゅくちょうせい)した坏土の空気(くうき)を抜(ぬ)くため、真空(しんくう)土練機を使(つか)います。
5.ろくろ成型(せいけい)

指先(ゆびさき)の勘(かん)で、坏土を均一(きんいつ)にしながら厚(あつ)さを一定(いってい)にする熟練(じゅくれん)のいる仕事(しごと)です。
6.削(け)り仕上(しあ)げ

成型後(せいけいご)、生乾(なまがわ)きのときに削(けず)ったりサンドペーパーで磨(みが)いて仕上(しあ)げます。
7.乾燥(かんそう)

天日(てんぴ)や余熱利用(よねつりよう)で乾燥させます。
8.素焼(すや)き

窯(かま)に入れ、900度(ど)から950度で、8時間(じかん)から10時間かけて焼(や)きます。
9.下絵付(したえつけ)

主に手描(てが)きで絵模様(えもよう)を付(つ)けます。
10.施釉(せゆう)

下絵付したものの上(うえ)に釉薬(ゆうやく)をかけます。
11.本焼(ほんや)き

施釉したものを1300度で15時間から24時間かけて焼きます。
12.完成(かんせい)

赤絵草紋(そうもん)(左)
染付唐草(そめつけからくさ)(右)
更新日:2024年04月01日