子宮頸がん予防ワクチンキャッチアップ接種
厚生労働省 HPVショート動画 1997年度~2007年度生まれの女性の方へ(0分24秒)
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が特異的に見られたため、平成25年6月から厚生労働省の通知に基づき、積極的な勧奨を差し控えていましたが、令和3年11月にワクチンの安全性や有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことを踏まえて、令和4年4月から積極的勧奨を再開することになりました。積極的勧奨の再開に伴い、積極的な勧奨差し控えにより接種機会を逃した人を対象に、令和7年3月末まで定期接種の対象年齢を超えて接種すること(キャッチアップ接種)ができるようになりました。
令和5年4月1日から9価ワクチン(シルガード9)が定期接種の対象になりました。
詳しくは、厚生労働省ホームページ「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~」をご覧ください。
キャッチアップ接種の対象となる人には、令和4年5月に「予診票」と「接種券」を送付しました。
接種を希望する場合は、下記の内容やリーフレットなどをよく読み、ワクチン接種の有効性と接種による副反応を十分に理解した上で接種してください。
厚生労働省ホームページ「HPVワクチンに関するリーフレット」
対象者
接種日に砥部町に住民登録のある平成9年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた女性
令和6年度から対象になる人
平成19年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた女性
接種期間
令和7年3月31日まで
接種回数
- 3回
- 過去に1回または2回接種したことのある人は、残りの回数のみ接種が可能です。
- 過去に接種している場合、初回からやり直すことなく、残りの回数の接種を行います。
- 接種歴は、母子健康手帳を確認してください。
費用
無料
HPVワクチンの種類
定期予防接種の対象となるHPVワクチンは、「サーバリックス」と「ガーダシル」と「シルガード9」(注釈)の3種類です。それぞれに効果と副反応が異なりますので、医療機関に相談の上、接種してください。
- 過去に接種している場合、母子健康手帳を必ず確認の上、同じ種類のワクチンを接種してください。
- 過去に接種したワクチンの種類が不明の場合、接種医と十分に相談の上、ワクチンの選択をしてください。
ワクチン名 | 特徴 | 接種回数 | 標準的な間隔 |
---|---|---|---|
サーバリックス | HPV16型・18型の感染を防ぐ2価ワクチン | 3回 |
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ガーダシル | HPV16型・18型・6型・11型の感染を防ぐ4価ワクチン | 3回 |
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シルガード9 | HPV16型・18型・31型・33型・45型・52型・58型・6型・11型の感染を防ぐ9価ワクチン |
3回 (ただし、15歳未満の人は、2回) |
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接種場所
愛媛県内医療機関のうち、HPVワクチンの接種を実施している医療機関で接種ができます。
接種には事前予約が必要です。
医療機関名 | 所在地 | 電話番号 |
---|---|---|
かどた内科 | 高尾田635番地2 | 089-957-3113 |
小泉小児科 | 拾町281番地2 | 089-958-0648 |
豊島医院 | 大南198番地2 | 089-962-2073 |
中川内科 | 高尾田51番地 | 089-956-0600 |
柳田医院 | 高尾田287番地 | 089-969-6300 |
山本クリニック | 宮内946番地 | 089-962-2036 |
愛媛県外の医療機関で接種する場合
愛媛県外の医療機関でHPVワクチンを接種する場合、接種費用に対する償還払い制度があります。
砥部町に住民登録のある人が、愛媛県外にお住いの場合にも、償還払いの手続きにより、お住まいの近くの医療機関で接種することができます。
制度の利用にあたっては、接種前に砥部町から依頼書の交付を受ける必要があります。
詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
接種にあたっての注意事項
予防接種後に血管迷走神経反射として失神があらわれることがありますので、できるだけ保護者が同伴するようにしてください。
1回目に接種した同一のワクチンを2回目、3回目にも接種するようにしてください。
ただし、原則として、同じ種類のワクチンを接種することをお勧めすますが、これまでにサーバリックスまたはガーダシルを1回または2回目接種した方で、医師と相談のうえ途中からシルガード9に変更して残りの接種を完了することも可能です。
ワクチン接種後の副反応
- 局所反応:注射部位の疼痛(82.5から99%)、発赤(30.2から88.2%)、腫脹(25.4から78.8%)など
- 全身反応:軽度の発熱(5.6から5.8%)、倦怠感など
- 重篤な副反応:アナフィラキシー様症状(ショック症状、じんましん、呼吸困難など)、ギランバレー症候群、血小板減少性紫斑病、急性散財性脳脊髄炎(ADEM)など
詳しくは、厚生労働省ホームページをご覧ください。
HPVワクチンに関する相談窓口
ワクチン接種後、健康に異常があるとき
接種を受けた医師や、かかりつけの医師に相談してください。
医療体制
HPVワクチン接種後に生じた痛みや運動障害を中心とするさまざまな症状に対して、身近な地域で適切な診療を提供するため、愛媛県が協力医療機関を選定しています。
協力医療機関
愛媛大学医学部附属病院
電話番号:089-960-5322(総合診療サポートセンター)
協力医療機関で診療を受ける際には、かかりつけ医からの紹介が必要となりますので、まずは、かかりつけ医に相談してください。
詳しくは、愛媛県ホームページをご覧ください。
不安や疑問があるとき、困ったとき
総合相談窓口
愛媛県保健福祉部 健康増進課 感染症対策係
- 電話番号:089-912-2402
- 受付時間:8時30分から17時15分(平日)
教育に関する窓口
愛媛県教育委員会 保健体育課 教育指導グループ
- 電話番号:089-912-2980
- 受付時間:8時30分から17時15分(平日)
HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談窓口
厚生労働省「感染症・予防接種相談窓口」
- 電話番号:050-3818-2242
- 受付時間:9時から17時(平日)
予防接種による健康被害救済制度
予防接種を受けた人に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく給付(医療費等の給付)が行われます。
請求には、予防接種を受ける前後のカルテなど、必要となる書類があります。必要な書類は種類や状況によって変わりますので、砥部町保健センターにご相談ください。
制度の詳細は、厚生労働省ホームページをご覧ください。
自費でHPVワクチンを接種した人への償還払い制度
HPVワクチン接種の積極的勧奨を差し控えていた期間に、定期接種の対象年齢を過ぎてから自費でHPVワクチンを受けた人に、接種費用の償還払い(払い戻し)を実施しています。
詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
子宮がん検診(集団検診)
HPVワクチンを接種した後も、全ての子宮頸がんを予防できるわけではありません。
また、初期の子宮頸がんには自覚症状がありません。
砥部町では、20歳以上の女性を対象に子宮がん検診を行っていますので、早期発見のためにも、検診を受けましょう。
- 対象者:砥部町に住民登録のある20歳以上の女性
- 内容:2年に1回受診できます
詳しくは、保健センターにお問い合わせください。
更新日:2024年04月01日