平成28年度施政方針の概要
平成28年度施政方針
町民の皆さま方からのご支援を賜り、町政運営の舵取りを託していただいてから3年の月日が経過いたしました。まちづくりに携わる者として、「相手を思いやる心」、「人に優しい心」、「すべてのものに感謝する心」を常に心に持ち、町民の皆さまが幸せを感じ、心優しく笑顔で過ごすことができるよう、職員と一丸となり知恵を出し合い、工夫を凝らしながら全力で取り組んでまいりました。
町長任期の最終年度となる平成28年度は、町長就任時に掲げた5つの公約の成果を検証し、取り組みが十分でない施策については、より一層の推進を図るとともに、これまで以上にスピード感を持って取り組んでまいります。
また、「砥部町まち・ひと・しごと創生総合戦略」で掲げました将来のまちの姿「文化とこころがふれあうまち」の実現に向け、人口、経済、地域社会の課題に一体的に取り組み、砥部焼の産地として、また、子育てに手厚く、さらに文化の薫るアートタウンとして、とりわけ若い世代に「住んでみたい」、「住んで良かった」と思っていただけるまちづくりに、不退転の決意で取り組んでまいります。
5つの公約
- 安全、安心で快適に暮らせるまちづくり
- 一次産業、地場産業の育成
- スポーツ・文化の振興と青少年の健全育成
- 自助・共助・公助の福祉の充実
- 行財政改革、下水道の普及推進、飲料水の安定確保、ごみの減量化などの課題解決
最重点項目
人口減少問題への取り組み
本町は、このまま人口減少が続けば、45年後の平成72年には、約1万2,500人になると予想されています。
人口減少は、労働力人口の減少、地方経済規模の縮小、社会生活サービスの低下など、様々な問題を抱えており、将来の町政運営を大きく左右します。
低下する出生率を上げるため、子育て世代が安心して子どもを産み育てられる環境を整備するとともに、砥部町ならではの魅力を最大限に生かし、本町への人口流入を促進し、人口流出に歯止めをかけるため、「訪れたい」「住んでみたい」そして、「住みつづけたい」と思えるまちづくりを推進します。
待機児童の解消と保育施設の老朽化対策への取り組み
待機児童の解消は、喫緊の課題です。合わせて、老朽化が著しい麻生保育所につきましては、安全で安心な保育を提供するために施設の更新が必要です。老朽化対策と保育定員を確保するため、麻生保育所を建て替えるとともに、慢性的な保育士不足の解消に取り組みます。
福祉の拠点づくりへの取り組み
子育て世代が安心して子どもを産み育てられる環境を整備するためには、子どもからお年寄りまでが集えるような福祉の拠点となる施設が必要であると考えています。児童館、老人憩いの家などの機能や地域の人々が集えるコミュニティの場を備えた「(仮称)総合福祉センター」の整備に取り組みます。
公共施設の長寿命化などへの取り組み
急速な人口減少時代を迎え、公共施設の長寿命化と合わせて公共施設の有効活用が今後の課題です。
従来の対症療法的な事後保全から計画的な予防保全に転換するとともに、施設のランニングコストを低減するため、学校施設をはじめ、公共施設の計画的な改修に取り組みます。
また、施設の有効活用と福祉の拠点づくりの一環として更なる福祉の強化を目指し、社会教育の拠点である中央公民館を、地域福祉の拠点、災害時の防災拠点として多目的に活用するため、建物の耐震化と大規模改修に向けて取り組みます。
給食センターの改築への取り組み
平成28年度は、本体工事に着手します。合わせて、設備などの購入計画に基づき、厨房設備の購入や備品類の購入を行います。
幼稚園から中学校まで、成長期の異なる子どもたちの発育段階に応じた安全で安心な給食を提供するため、平成29年9月の稼働に向けて準備を行います。
更新日:2024年04月01日