令和2年度施政方針に掲げる重点施策
私が町長に就任してから、2期目の最終年を迎えました。総仕上げの年として、町民が幸せを感じ、心優しく笑顔で過ごせるよう全力で取り組みます。
令和2年度は、「防災・減災への取り組み」、「果樹産地の強化」、「子ども子育て支援の拡充」、「あそびべ、とべ。の推進」など、今まで取り組んできた施策の成果と方向性を整理し、更なるブラッシュアップに努めます。そして、「強くやさしいまち」、「魅力あるまち」づくりを意識し、「文化とこころがふれあうまち」の実現に向けた取り組みを力強く展開します。
強いまちづくりに向けての取り組み
防災では、防災士の活用による自主防災組織活動の活性化や大学や住民と連携しながら、本町が被災した場合の受援計画や各地区での防災計画の作成支援などを推進し、さまざまな角度から防災対策に取り組みます。
インフラ整備では、安全な道路施設への改良を進めるほか、雨水・排水対策、水道施設の耐震・老朽化対策、下水道施設の整備などに取り組みます。

経済対策への取り組み
農業では、愛媛県一の「紅まどんな」の産地化を目指し、園地整備などの基盤整備を支援します。
林業振興では、森林環境譲与税を活用し、「稼げる林業」を推進します。
砥部焼振興では、県窯業技術センターと連携した「売れる砥部焼」づくりを支援し、販路拡大による知名度の向上に取り組みます。
企業立地対策、地元企業の成長支援を進め、地域経済の活性化を図ります。

人・ものにやさしいまちづくりに向けての取り組み
4月に開設する子育て世代包括支援センターを核とし、幼稚園などの公共施設を効果的に活用し、子育て支援の充実を図ります。

高齢者や、障がいのある人などが地域で安心して暮らしていける環境整備や、適切な介護支援などに取り組みます。
「総合福祉センターはらまち」を福祉の拠点とし、地域に密着した1人1人の実情に応じた支援を展開します。
高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施により、高齢者へきめ細かな保健指導などを行い、健康寿命の延伸を目指します。

環境分野では、ごみの資源化・減量化の効率的な推進と将来の廃棄物処理の方向性を探り、地球温暖化対策や食品ロスの防止など、SDGs(エス・ディー・ジーズ)の推進を意識し,取り組みます。
教育分野では、学校教育施設の改修や空調設備の整備、教職員の労働環境の改善、中央公民館の有効活用など、教育環境の向上を図ります。

魅力あるまちづくりに向けての取り組み
オール砥部町ロケで撮影された映画「未来へのかたち」により、本町を全国に発信し、映画を核とした魅力あるまちづくりを展開します。

また、プロスポーツを三世代で応援するなど、子どもからお年寄りまでが笑顔で集う「あそびべ、とべ。」を推進します。
文化・スポーツの振興では、リニューアルした中央公民館の有効活用など、教育環境の向上を図るほか、文化の伝承に努め、国体・障がい者スポーツ大会の経験や東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機に、地域スポーツの振興を図ります。
更新日:2024年04月01日