合同特別展『百年窯場の対話:交錯する両地の火脈の歌』(台湾・新北市鶯歌区)

台湾の陶磁器の重要拠点である鶯歌(インゴー)の光点芸術センターにて、砥部町との百年窯業の交流をテーマとした合同特別展『百年窯場の対話:交錯する両地の火脈の歌』が開催されています。
本展は「百年窯場の継承と応答」を核としており、鶯歌区と砥部町、2つの地域の奥深い陶芸の歴史や技法、そして文化を並べて展示することで、訪れる人々を百年を超える国際的な工芸の対話へと導きます。
この記念すべき展示会には、砥部町を代表する陶芸家の一人である池田富士夫氏が出展し、台湾の著名な陶芸家・蘇正立氏と作品を通じた対話を実現しています。
開幕式典(令和7年11月30日実施)には古谷崇洋町長も現地を訪問し、鶯歌区長らと共に登壇いたしました。町長は、砥部と鶯歌が共に持つ「百年の窯業の友情と文化交流の重要性」を改めて強調しました。
オープニングセレモニーについての掲載記事はこちら(外部サイト)
開幕式典で挨拶の様子。(左)砥部町長 古谷崇洋(右)鶯歌区長 曾明華
【展覧会情報】
タイトル: 『百年窯場の対話:交錯する両地の火脈の歌』 蘇正立 × 池田富士夫 台日合同展
- 会期: 2025年11月29日 – 2026年01月25日
- 開館時間:10時から19時(毎月第1、第3火曜日休館)
- 場所: 光点芸術センター 3階展示ホール
- 住所: 新北市鶯歌区陶瓷街18号
- 展覧会専用電話: 02-2678-6577(国際電話)
- 内容:この合同特別展は、台湾の鶯歌区と日本の砥部町という、両国を代表する「百年窯場」の歴史を深く掘り下げ、「百年窯場の継承と応答」を核に構成されています。両国の陶芸家の作品を並べて展示することで、鶯歌と砥部の奥深い陶芸の歴史、独自の技法、そして文化を比較し、百年を超える国際的な工芸の対話を試みています。作品を通じて、火脈がいかに延続され、窯場がいかに時代と共生してきたかという文化的な軌跡が表現されています。本展は、両地の陶芸が「土をもって語とし、火をもって心とする」という共通の創作精神を共有していることを示すものであり、今後の陶芸文化交流における重要な基点となることが期待されています。

その他、詳細は下記のサイトをご確認ください。
【百年窯場的對話:交織兩地的火脈之歌】 鶯歌光點美學館—官方網站
今後も覚書に基づき、双方の交流イベントを計画するなど、さらなる交流促進を図っていきます。
この記事に関するお問い合わせ先
商工観光課 砥部焼観光係
〒791-2195 愛媛県伊予郡砥部町宮内1392番地
電話番号:089-962-7288
ファクス:089-962-4277







更新日:2025年12月10日