陶工房sato(とうこうぼうさと)
陶工房satoは武田小都さんが1994年に開いた窯元です。
武田さんは美術系の大学を卒業後、先輩が砥部焼の作り手だったことを頼りに砥部町に来られました。
最初は梅山窯で働きながら夜間に作陶の練習を続ける毎日だったそうです。
その後自分の窯を別の町でもったあと、縁があってもう一度砥部町に移ってこられました。
工房とギャラリーショップは、砥部町川登に構えています。
川のすぐ横、自然の中に佇む工房の目印はこの銅板の看板で、工房名と一緒に記されている「土の音びと」というのは武田さん自身が土の声や音を聞ける人になりたいとつけられたものです。
商品を見たい場合は2軒隣のギャラリーの方をお訪ねください。扉を開けるとずらりと並ぶ優しい色合いの器と陶人形が出迎えてくれます。


陶工房satoではこの10年ほどで陶人形を作る割合が増えました。今では器と同じぐらい作られていて、年に1回開いている個展では、器や陶人形に加えて次の年の干支の置物も100体近く勢ぞろいします。1つとして同じものはないので、気になる方はお早めに。



いろいろなシリーズがあり、旅先でインスピレーションを得たり周囲で起こっている出来事からヒントを得たりして作っているそうです。
「日常から自分がいい状態でいないといい作品はできないし、余裕がないとできないタイプです」と武田さん。
陶人形を作る時も、人形の性格から環境まで細かなキャラクター設定をしながら、命を吹き込むように丁寧に丁寧に作られています。
「これはやぎじい(写真左端)。最初はペアの設定で相方は本をよく読む知的な女の子でやぎじいが教えているというストーリーだったけど、相方だけ売れてしまって一人になっちゃった」というふうに。
ぜひ武田さんにお話を聞きながらお気に入りを選んでみてください。
基本情報
- 住所:〒791-2143愛媛県伊予郡砥部町川登85番地
- 電話番号:089-962-3810
- 営業時間:不定
- 定休日:不定休
- 駐車スペース:2台
- SNS:Instagram
- 支払い:現金払い
更新日:2024年04月01日