福幸窯(ふっこうがま)

更新日:2024年04月01日

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福岡福幸さんがお気に入りの作品をみせてくれている

福幸窯は1981年に開窯しました。

もともと福岡福幸さんと奥さまの淳子さんの2人で作陶していましたが、2023年からは息子の諒(まこと)さんも一緒に活動しています。 

工房は北川毛遊園地から南西に進み、1つ目の角を左折すると突き当たりにあり、販売スペースも兼ねています。 

木曜・土曜には陶芸教室を開催し、3匹の猫ものんびり気ままに暮らしています。
下の写真は、こんなにゴージャスなのに元野良猫というポンタちゃん(メス)。

ふっこうがまの看板でねこのおぶじぇがある
制作中のまことさん
おみせのかんばんねこポンタちゃん

福幸さんは陶芸家・松田哲山(てつざん)さんを叔父にもち、小さいころからロクロに親しみ、愛媛県立松山南高等学校砥部分校で学んだ後は、展示会などを自分で開催するなどして砥部焼づくりを身に付けてこられたそうです。

中はブルーで外側は濃い鉄色のカップ
高坏状のねこちゃん用食器商品名ねこまんま

「砥部焼には砥部焼のロクロの引き方と絵の描き方があるけど、やっぱりうちだけの特徴が欲しいよね。だからこの鉄釉をかけた作品がうちの特徴です」と福幸さん。内側は砥部焼らしい藍の色で、外側が鉄釉の渋い色になっています。
ビアカップはとても涼しげで、ビールが注がれた映像が目に浮かんでしまいました。
高坏状の器は、猫が楽な姿勢で食べられるようにと作られ、「ねこまんま」というタイトルが付いています。

息子のまことさんの作品でふちが縞模様のお皿

また、最近諒さんが手掛けているのがこちらの「土化粧 いろどり皿」です。一般的に砥部焼では、白磁の部分に黒い点がでないよう、制作過程で取り除きます。そのまま焼きあがってしまうと、少しぽつっとした盛り上がりができます。しかし、こちらでは、意図的に黒い点をいくつか落とし、真っ白のところに表情をつけています。

干支の置物龍
お皿の上に猫の置物がついている
ふちがフリルのようになった植木鉢

干支の置き物、青白磁のもの、呉須で絵付けしたものも展開しています。

「1点からのリクエストもお受けします。気持ちを込めて作っています。ぜひ長く使ってください」(福幸さん)。

基本情報

  • 住所:〒791-2120愛媛県伊予郡砥部町北川毛668番地
  • 電話番号:089-962-2081
  • 営業時間:9時から17時まで
  • 定休日:不定休
  • 駐車スペース:5台
  • SNSなど:X
  • 支払い:現金