ヨシュア工房(よしゅあこうぼう)

更新日:2026年02月03日

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ヨシュア工房の竹西辰人さんがお気に入りの作品である花瓶を持っている

瀬戸内海の穏やかな深い青を柔らかなグラデーションで表現した「ヨシュアブルー」。独自にブレンドした呉須は、10年の歳月をかけて色の深みを増し、吸い込まれるような深い青を生み出しました。

ヨシュア工房は、竹西辰人(よしと)さんの父、靖雄さんが1965年に開いた圭仙窯を引き継ぎ、2001年に改名した工房です。ヨシュアは旧約聖書のヨシュア記に登場する人物で、モーセの跡を継ぎ新しい領域に入りました。砥部焼の新しい世界を目指してヨシュア工房と名付けたそうです。

ヨシュア工房外観
ヨシュア工房 ギャラリー

ヨシュアブルーが生まれたきっかけはバブル崩壊にさかのぼります。それまで作っていた商品が徐々に売れなくなり、土や釉薬を研究し、長年の試行錯誤により洗練されたオリジナルの青が生まれました。

「瀬戸の海」と「伊予の空」を表現した、美しく優しい深い青は、竹西さんの原体験が反映されています。素潜りが好きで海のグラデーションに心を惹かれ、中学・高校と続けた新聞配達では、刻々と変化する朝焼けが印象に残っているそうです。

筆は使わず、スプレーガンを使った「染吹」により、吸い込まれるような深い青を表現しています。デザインによって「青海」「凪」「水音」「波」といった名前が付けられ、器の他にも、手洗鉢やランプシェードなどを扱います。

ランプシェード
ギャラリー

2025年2月にリニューアルしたギャラリーには、ゆったりとしたBGMが流れています。これは、松山市のミュージシャンに、水の深淵を感じられるようなイメージで作ってもらったそう。同じヨシュアブルーでも、工房では普段使いのカジュアルな器たち、作家としてはフォーマルな装いの表情のある作品が並びます。商品が充実しているのは製造元だからこそ、ここにしかない作品と出会えるかも。

竹西さんは、個人の陶芸家「竹西予州(よしゅう)」としても活動されており、数々の賞を授賞するだけでなく、バチカン市国に納める盆栽用大鉢にも採用されました。作陶だけでなく書道や茶道、華道を学び、趣味のギターも楽しまれているそう。これからも土の素朴さや柔らかさ、くすみといった砥部焼ならではの良さを活かし、デザインや意匠、装飾にこだわった作品作りに取り組みたいそうです。

作家コーナーの展示
作家コーナーの展示
作家コーナーの展示

主な受賞歴

日本伝統工芸展 入選九回(1999~2021正会員)

日本伝統工芸陶芸部会展 日本工芸会賞

日本伝統工芸四国展 日本工芸会賞二回 他入賞

一水会陶芸展 一水会賞 他入賞、入選

日本陶芸展 入選五回

21世紀えひめ伝統工芸大賞 大賞2回 ほか

基本情報

  • 住所:〒791-2101愛媛県伊予郡砥部町高尾田88番地
  • 電話番号:089-956-0680
  • 営業時間:月曜から土曜 9時から18時まで 日曜 13時から18時まで
  • 定休日:年末年始
  • 駐車スペース:3台分あり
  • SNSなど:HPInstagram
  • 出店イベント:砥部焼まつり、まつやま花園砥部焼まつり、秋の砥部焼まつり、催事など
  • 支払い:現金払い、カード・バーコード決済