公水窯(こうすいがま)

更新日:2024年04月01日

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井上さんがおすすめの器を持っている

公水窯は1982年に井上公典さんにより開業した窯元です。

愛媛県立松山南高等学校砥部分校のデザイン科出身で、当時はよく東窯を見学に行っていたそうです。
卒業後は和歌山で就職し、ポップ制作等の仕事をしていたところ、絵が描けるならと千山窯から声をかけてもらい、24歳の時に砥部町に戻ってこられました。
それからは千山窯で働きながら、夜間や休みの日には修業を続けられ、30歳ごろ自身の窯を開きました。 

現在は2代目の真也さんと共に制作されていて、お2人の違った作風が楽しめます。

砥部焼で作られた公水窯の看板
白磁に呉須でかかれた唐草模様のお皿
少し大きめのお茶碗や小ぶりなどんぶり

販売スペースを備えた工房は砥部町五本松にあります。 

食器を主に作られていて、温かみが感じられることから、手ロクロで成形したものがほとんどです。
また、文様に奥行きを出すため、濃淡にこだわって調合した呉須を使用しています。

公典さんの作った証であるマークが入ったお皿
湯飲みとそばちょこ
湯飲みが3つありそれぞれに松と竹と梅の絵が入っている

公典さんが手掛けた器には、おしべとめしべをデフォルメしたマークがすべてに入っています(写真左の平皿では中央にあるマーク)。
絵付けは、高山植物をイメージしたデザインや松竹梅、唐草など自然モチーフが特徴です。

板をお盆かわりにし砥部焼をたくさんのせて運ぶ
いろいろな柄のそばちょこ
白磁に濃いめの青色の葉っぱ模様の砥部焼
色とりどりのお花模様の器
淡いパステルカラーの花模様の器
足跡もようのお茶碗

真也さんの手掛ける器は、大胆な文様のもののほか、や色を使った可愛らしいイメージのものが並びます。 

「公水窯では伝統的なものと新しいものとが両方あり、どちらをお好きな方にもお求めいただけます。オーダーにもお応えしていますのでお気軽にお問い合わせください」とおっしゃっていました。

基本情報

  • 住所:〒791-2133愛媛県伊予郡砥部町五本松336番地2
  • 電話番号:089-962-4404
  • 営業時間:9時から17時
  • 定休日:日曜日
  • 駐車スペース:2台
  • イベント:砥部焼まつり、松山花園砥部焼まつり、秋の砥部焼まつりなど
  • SNSなど:HPInstagram
  • 支払い:現金払い