atelier LUXE(あとりえりゅくす)

更新日:2024年04月01日

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アトリエリュクスの郷田裕佳子さんがおすすめの直径30センチくらいのお花のような砥部焼をもっている

atelier LUXEは郷田裕佳子さんが開いた窯元で、山並集会所から300mほど西に行ったところに工房とギャラリー兼ショップを構えています。

白を基調にしたかわいい建物は、一見すると小さく感じますが、中に入ると大きな窓がありぱっと明るく、すぐ横を流れる砥部川と竹林が望め、自然の中にいる感覚になれる場所です。

器や一輪挿し、アクセサリーなどがところ狭しと並んでいます。

アトリエリュクスの外観の写真。白い壁のかわいい建物
砥部焼でできたおひなさま。丸いおさらの真ん中が山のように盛り上がっている
店内には壁際に棚があってさまざまな形のお皿やカップが並んでいる

郷田さんは町内でも窯元が少ない麻生地区で育ちましたが、小学生のころから焼き物クラブに入っていて、当時から作ったものを焼いてもらうのが楽しみだったそうです。

大人になってからは中央公民館の陶芸教室に通い、プロになるには先生の門をたたかないといけないというイメージがあり迷っている中、プロを目指せる砥部焼陶芸塾の存在を知って塾生となり、開業に至ったそうです。

開窯から何年も経った今でも、砥部焼や他の窯元さんの熱いファンで、「作家や窯元といえば頑固者みたいなイメージもあると思うけど、困っていたら助けてくれるし、技を教えてくれるし、みんな度量が大きいんです。だけどその優しさの反面、手作りにはこだわって、昔からのやり方を貫いているところがすごいんです。量産に走らず手仕事に徹し、先輩方の守ってきた砥部焼の歴史を、みんな誇りに思ってほしい」と話してくださいます。

青地に白い花模様の器とカップアンドソーサーと青と白の縞模様の楕円形のお皿
棚に縞模様のカップが4個、黒と白の縞模様のカップアンドソーサーが並んでいる

郷田さんの作る器は、他の窯では見ない色がたくさんあります。
「自分の砥部焼はスタンダードな砥部焼ではないけれど、手作りや温かみの部分は守っていて、これからも守っていきたいなと思っています。砥部焼のイメージを持っていない方にも知ってもらいたいから、アクセサリーや小物も作るし、豪華でぜいたくな気分に浸れるようなコンセプトでやっています」と郷田さん。

この年の春夏のテーマはブルー、秋冬のテーマは濃い茶色とピンクでした。また次のシーズンが楽しみですね。

基本情報

  • 住所:〒791-2120愛媛県伊予郡砥部町宮内470番地
  • 電話番号:089-962-1620
  • 営業時間:10時から18時まで
  • 定休日:不定休
  • 駐車スペース:2台
  • SNSなど:HPInstagram
  • 出店イベント:秋の砥部焼まつりや松山花園砥部焼まつりなど
  • 支払い:現金・カード・バーコード決済