井上正夫
井上正夫は、砥部町出身の俳優です。少年時代に砥部町を離れ、奉公や放浪の末、松山で興行中の劇団に入団しました。苦労を重ねながらも大幹部となり、後進の育成に努めました。
また、演劇の質を高めながらも大衆向けの演劇である「中間演劇」を生み出し、その思想は現代演劇にもつながっています。近代は、新派劇や映画など、新しい演劇が次々と生まれた時代でした。その間、俳優として活躍した井上の人生は、演劇史そのものといえるでしょう。
項目 | 内容 |
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芸名 | 井上正夫(いのうえまさお) |
本名 | 小坂勇一(こさかゆういち) |
職業 | 俳優 |
備考 | 新劇派、連鎖劇、映画などで活躍 |
生没年 | 明治14年(1881年)6月15日から昭和25年(1950年)2月7日(満68歳) |
出身地 | 愛媛県下浮穴郡大南村生まれ(現砥部町大南) |
井上正夫資料室
場所
砥部町宮内1410番地
砥部町文化会館内南奥
開館時間
9時から18時
休館日
資料室の休館日は砥部町文化会館の休館日に準じます。
詳しくは、砥部町文化会館のホームページをご覧ください。
展示内容
井上正夫出演作品の台本、写真
井上正夫の書、絵画
開催中の企画展
所蔵品展「明治時代の井上正夫」
開催期間
令和7年1月下旬まで
明治時代の資料を中心として、井上正夫の演技がどのように評価されていたかを紹介し、舞台道具や後年の舞台写真などを展示しています。
更新日:2024年07月17日