仙波渓谷
仙波渓谷
国道379号を内子方面に進み、仙波ヶ嶽(せんばがたけ)トンネルの手前に位置します。
「仙波渓谷」の看板からすぐのところに階段があり、渓谷に降りられ遊歩道を歩いて散策できます。
玉谷川の清流と苔むす遊歩道は見た目にも涼しく、また、例年11月中旬ごろから紅葉が始まり、四季折々の景色で訪れる人を楽しませてくれます。
仙波ヶ嶽
仙波ヶ嶽は、対立する継子嶽(ままこだけ)とともに、鉄石英片岩、紅簾(こうれん)片岩を母岩としてそびえ立つ、天然渓谷美の景勝地です。
古人は、「あたかも幽邃閑雅(ゆうすいかんが)の秘境なり」とたたえています。
民話「仙波ヶ嶽の龍」
仙波渓谷の深い渕には村人を困らせる龍が棲んでいました。
そこで鉄砲の名人が立ち上がり、近くにあった老松の上に潜んで様子を伺い、龍が姿を現したところで引き金を引きました。
ところが2発、3発と撃っても龍の鱗には歯が立たず、龍もその男に飛びかからんばかり。
とうとう最後の1発となりましたが、これは「八幡大菩薩」の文字が刻まれた特別な弾。
慎重に狙いを定め「八幡大菩薩、八幡大菩薩」と祈り唱えながら引き金を引くと、弾は見事命中し、龍はもんどりうって渕に転がり落ち、二度と姿を現すことはありませんでした。
それ以来、この老松は「蛇とりの松」と呼ばれています。
この他にも、仙波渓谷にまつわる民話が遺されています。
ひろたの民話を収録した音声案内装置が随所に設置され、冊子「民話の里 ひろた物語」も販売しています。
詳しくは民話の里「ひろた物語」をご覧ください。
基本情報
- 所在地:砥部町総津1777番地
- 駐車場:無し
- 駐輪スタンド:無し
- トイレ:無し
- 自動販売機:無し
- 休み:無し
- 料金:無料
更新日:2024年04月01日