○砥部町職員の定年前再任用制度の運用に関する要綱

令和5年5月1日

訓令第10号

(趣旨)

第1条 この訓令は、地方公務員法(昭和25年法律第261号)及び砥部町職員の定年等に関する条例(平成17年砥部町条例第31号。以下「条例」という。)の規定により定年前再任用する職員(以下「定年前再任用短時間勤務職員」という。)の任用等に関し必要な事項を定めるものとする。

(対象者)

第2条 定年前再任用対象者は、条例第12条又は第13条に規定する年齢60年以上退職者(以下「定年前再任用対象職員」という。)とする。

(勤務時間)

第3条 定年前再任用短時間勤務職員の勤務時間は、休憩時間を除き、1週間当たり15時間30分から31時間までの範囲内において、町長が定める。

(任期)

第4条 定年前再任用短時間勤務職員の任期は、条例第2条に規定する定年退職日までとする。

(週休日)

第5条 定年前再任用短時間勤務職員の週休日は、日曜日及び土曜日に加えて、月曜日から金曜日までの5日間の中で設ける。

2 公務の運営上の都合により、特別の形態によって勤務する必要のある定年前再任用短時間勤務職員については、前項の規定にかかわらず、週休日を別に定めることができる。

(休暇)

第6条 定年前再任用短時間勤務職員の休暇は、砥部町職員の勤務時間、休暇等に関する条例(平成17年砥部町条例第36号)の定めるところによる。

(給与等)

第7条 定年前再任用短時間勤務職員の給料月額は、砥部町職員の給与に関する条例(平成17年砥部町条例第47号。以下「給与条例」という。)及び砥部町の単純な労務に雇用される職員の給与に関する規程(平成17年砥部町訓令第21号)の定めるところによるものとする。ただし、給与条例第4条第6項から第11項までの規定にかかわらず、定年前再任用短時間勤務職員は、昇給しないものとする。

2 定年前再任用短時間勤務職員の職務の級は、年齢60年到達時の職種及び職務の級に応じて、それぞれ次の各号に定める級に格付けるものとする。

(1) 行政職

年齢60年到達時の職務の級

1級

2級

3級

4級

5級

6級

再任用後の職務の級

1級

2級

3級

(2) 技能労務職

年齢60年到達時の職務の級

1級

2級

3級

再任用後の職務の級

1級

(意向調査)

第8条 町長は、定年前再任用対象職員に対し、定年前再任用についての意向調査を実施するものとする。

2 前項の定年前再任用対象職員は、町長の指定する日までに定年前再任用意向確認書(様式第1号)を町長に提出するものとする。

(定年前再任用の申出)

第9条 定年前再任用を希望する者(以下「定年前再任用希望職員」という。)は、町長の指定する日までに、定年前再任用申出書(様式第2号)を町長に提出しなければならない。

(選考の基準)

第10条 選考の基準は、定年前再任用希望職員の直前の勤務成績が良好であり、かつ、勤務意欲並びに採用を予定している職に必要な心身の状況及び職務遂行能力を有すると認められることとし、特に別表に定める基準に基づき、総合的に勘案して判断するものとする。

2 前項の規定による選考を行うに当たっては、定年前再任用希望職員が前3年間において、次の各号のいずれかに該当する場合には、選考から除外する。

(1) 療養休暇等(公務災害を除く。)の期間が、通算で6月以上ある者

(2) 懲戒処分(停職以上)を受けた者

(3) 3日以上欠勤のある者

(再任用選考委員会)

第11条 定年前再任用短時間勤務職員の適正な任用を行うため、再任用選考委員会(以下「選考委員会」という。)を設置する。

2 選考委員会は、委員長及び委員をもって構成し、次の者をもって充てる。

(1) 委員長 副町長

(2) 委員 教育長、総務課長、総務課長補佐(人事担当)及び総務課人事係長

3 委員長及び委員は、自己又は配偶者、子、兄弟姉妹その他の4親等以内の親族の選考等に参与することができない。この場合において、委員長は、欠員となる委員に代わって臨時に委員を指名するものとする。

4 委員長に事故があるとき、又は欠けたときは、委員長があらかじめ指名する委員がその職務を代理する。

5 委員長は、必要があると認める場合は、委員以外の者を委員会に出席させることができる。

6 選考委員会の庶務は、総務課人事係において処理するものとする。

(選考結果等の通知)

第12条 町長は、選考委員会の選考結果に基づき、定年前再任用短時間勤務職員の採用予定者(以下「定年前再任用内定者」という。)を決定し、定年前再任用内定者に対しては定年前再任用内定通知書(様式第3号)により、不採用者に対しては定年前再任用選考結果通知書(様式第4号)により、それぞれ通知するものとする。

(内定の取消し)

第13条 町長は、定年前再任用内定者が次の各号のいずれかに該当する場合は、内定を取り消すことができる。

(1) 定年前再任用内定者として不適当と認められるような行為があったとき。

(2) 心身の故障のため職務の遂行に支障があるとき、又はこれに堪えないと認められるとき。

(3) その他定年前再任用することが困難な理由があるとき。

(辞退の手続)

第14条 定年前再任用内定者は、定年前再任用短時間勤務職員としての任用を辞退する場合は、町長に定年前再任用辞退申出書(様式第5号)を提出するものとする。

(退職)

第15条 定年前再任用短時間勤務職員の任期が満了したときは、別に通知することなく退職となる。

2 定年前再任用短時間勤務職員は、任期の途中において、自己の都合により退職しようとする場合には、町長に辞職願を提出しなければならない。

(旅費)

第16条 定年前再任用短時間勤務職員の旅費については、砥部町職員の旅費に関する条例(平成17年砥部町条例第50号)の定めるところによる。

(その他)

第17条 この訓令に定めるもののほか、必要な事項は、町長が別に定める。

この訓令は、令達の日から施行する。

別表(第10条関係)

選考項目

主な基準

勤務実績

前3年間における人事評価及び職務実績は良好か。

職務遂行能力

職務に必要な知識、技能及び体力(健康状態)を有しているか。

積極性

職務に率先して意欲的に取り組む姿勢があるか。

協調性

定年前再任用短時間勤務職員として、意識を切り換え、上司及び同僚と協力して円滑に職務の遂行ができるか。

責任感

担当する職務及び職責について、自己の役割を自覚し、やり遂げようとする姿勢があるか。

職員倫理

職務の規律を遵守し、常に公務員としての自覚のある行動をとっているか。

接遇

町民及び関係者に適切な態度及び言葉遣いで接しているか。

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砥部町職員の定年前再任用制度の運用に関する要綱

令和5年5月1日 訓令第10号

(令和5年5月1日施行)