性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)について考えてみませんか。
アンコンシャス・バイアスとは
私たちは、何かを見たり、聞いたり、感じたりしたときに、「無意識に“こうだ”と思い込むこと」があります。これを、アンコンシャス・バイアスといいます。 日本語では、無意識の思い込みとも表現されます。
アンコンシャス・バイアスは「相手」に対するものもあれば、「自分自身」に対するもの、「モノ」に対するもの等もあり、誰にでもありうるもので、日常にあふれています。
例えばこんな風に思うことはありませんか?
- 男性は気を遣う仕事やきめ細かな作業は向いていないと思う。
- 親が単身赴任中と聞くと、父親を思い浮かべる。
- 女性は感情的になりやすい。
- 家事や育児は女性がやるべきものだと思う。
- 「血液型」で相手の性格を想像することがある。
アンコンシャス・バイアスは過去の経験や見聞きしたことに影響を受けており、完全になくすことはできません。しかし、アンコンシャス・バイアスに気づかないでいると「普通はこうだ」「こうあるべきだ」「どうせムリ」などと決めつけの言動にあらわれ、気づかないうちに相手を傷つけてしまう、また、自分自身の可能性も狭めてしまう可能性があるかもしれません。
アンコンシャス・バイアス3つの対応方法
1.自分のアンコンシャス・バイアスを意識する。【気づこうとする。】
「これって私のアンコンシャス・バイアス?」と、自らのアンコンシャス・バイアスに気づこうとすることが大切です。また、日ごろから気づいたアンコンシャス・バイアスをメモしておくと、自分の考え方や物の見方の傾向がつかめるかもしれません。
2.決めつけない。【「べき」「普通は・・・」「どうせ・・・」に注意!】
男性なら残業すべき、普通は女性が家事をするものだ、私にはどうせ無理だ、など相手や自分に対する決めつけた言葉が出たら一度立ち止まって、振り返ってみましょう。
3.対話を大切にする。【相手のサインに注目する。】
家族や友人、同僚と話しているときに、いつもと違って相手の表情が曇ったり、声のトーンが変わったりするといったサインを手がかりに、相手を尊重し、相手の思いを確認したり、対話を重ねることを大切にしてみてください。
昔はこれがあたり前だった、過去には問題なかったと思うことが、今や将来とでは違うこともあるかもしれません。常に自分自身のアンコンシャス・バイアスと向き合い続けていくことが、多様性を認め合う社会の実現の第一歩となると思います。
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所のホームページをもとに砥部町企画財政課が編集・加工
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更新日:2024年12月10日