青花窯(せいかよう)

更新日:2024年04月01日

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増田さんがおすすめのペット用食器を見せている

青花窯は増田明弘さんが開業した窯元です。 

販売スペースを兼ねた工房を、大南商店街から40メートルほど東に入ったところに構えています。専用の駐車場はありませんので、商店街にある公共駐車場に停めて歩いてお訪ねください。 

増田さんは愛媛県立松山南高等学校砥部分校で陶芸を学んだあと、砥部焼の他の窯元さんで12年間働いていました。その後、30歳で砥部焼陶芸塾に入塾し、先生のもとでさらに1年間学んで、自分の窯を開いたそうです。

せいかようの入り口
入ってすぐにある陳列棚にたくさんの器が並んでいる
染付のカップ

この工房はもともと他の方が駄菓子屋さんをしていたところで、当時の名残で懐かしいおもちゃがそこかしこに残されています。「保育園時代からの焼き物やさんになりたいという夢を叶えたんです」と笑顔でお話してくれる増田さんの雰囲気も相まって、とても優しい空間でした。 

特に力を入れられているのはマグカップで、「うちは日常使いの器ばかりなので、本当に毎日使ってもらえたらうれしいです。お気に入りの器になってほしいです」とおっしゃっていました。
マグカップもスープカップも、増田さんの作るものは少し大きめ。たっぷり、ごろごろ、具沢山のものを美味しく召し上がってください。

せいかようの猫用食器で白と茶色の毛の猫がごはんを食べている
ペット用の食器で高さがある
黒猫とペット用の食器

増田さんが持っているのは猫用のフードボウルです。
最初は自身が飼われている猫用に作ったのが始まりだそうですが、今ではいろいろな相談に応じていて、高さやデザイン、名入れなど、オーダーメイドの対応もされています。

薄い紫色のマグカップ
感触が少しザラザラするカップ
花柄の染付皿

ラベンダー、少し緑が濃い青磁など、他の窯元さんではあまり見かけない、一見ホーローのようにも見えるシリーズもありました。 

角度によって銀色や黒っぽく見えるラインが入ったシリーズは、普段なら最後に釉薬をかけるところを、釉薬をかけずに焼くと呉須の色があの黒っぽい色となって出るのだそうです。釉薬がかかっていない分、他よりへこんでいて、触り心地も砥部焼のツルツルとは違う、ザラザラとした感触でアクセントになっています。 

シンプルでクールなものから、かわいらしい植物や動物モチーフのものまで、さまざま取り揃えています。

基本情報

  • 住所:〒791-2132愛媛県伊予郡砥部町大南541番地
  • 電話番号:089-962-6519
  • 営業時間:10時から17時まで
  • 定休日:不定休
  • 駐車スペース:公共駐車場
  • SNSなど:InstagramFacebook
  • 出店イベント:砥部焼まつり、松山花園砥部焼まつり、秋の砥部焼まつりなど
  • 支払い:カード・バーコード決済、現金払い