里窯(さとがま)

更新日:2024年04月01日

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冨土原さんが招き猫の豆丸ちゃんを持っている

里窯は1993年に冨士原博さんが開いた窯元です。 

冨士原さんは愛媛県西宇和郡の出身で、一度は大阪で就職しましたが、砥部焼への思いから30歳を前にして仕事をやめ、窯元に入り修行をし、その後自分の窯を持ちました。

工房から見える風景で春には桜がみえる
和紙染めでかかれた桜の模様のティーカップ
和紙染めでかかれた桜の模様の小鉢

この工房は、砥部町川登に位置し、川のすぐ脇に建っています。
川の向こうに見える道路は以前はなく、こちらからは見事な桜を見ることができ、それが気に入ってこの地を選び、桜のモチーフを里窯のシンボルとされています。

そしてそのシンボルからできたシリーズがこちら(写真中央・右)。
優しい雰囲気は和紙染めの技法により生み出され、カップやお茶碗、お皿などがあります。

白磁の招き猫に青い腹掛けが書かれていて、幸や夢と書かれている
右手を挙げている招き猫と左手を挙げている招き猫
まだ表情を絵付けしていない招き猫

そして里窯と言えば器よりも有名なのが招き猫の「豆丸」ちゃんシリーズです。
もう20年以上作られており、すこしすらっとした体型の猫や、2頭身のような猫など大きさや前掛けに書かれる文字もさまざまです。
右の写真は焼成前。表情と前掛けの文字がまだこれからで、どんな豆丸ちゃんになるか楽しみですね。

辰年の置物
干支の寅と丑の置物
縦に並んでEXILEのチューチュートレインダンスのようになっている

豆丸ちゃんをたくさん作ってきた中で置物作りが得意になり、今では毎年干支も作成されています。少し丸みを帯びたフォルムで、かわいらしく、1つの干支でも色や模様の種類がさまざまあります。

左の写真は台座や座布団を据えて、中央の写真は扇状に、右の写真はエグザイルのように飾ってみました。
たくさん集めて置き方や置き場所を考えるのも楽しくなりそうですね。

基本情報

  • 住所:〒791-2143愛媛県伊予郡砥部町川登1072番地
  • 電話番号:089-962-2802