陶房くるみ( とうぼうくるみ)

更新日:2024年04月01日

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ペット用の器を持った中川さん

陶房くるみは中川久留美さんが2015年に開いた窯元です。 

「毎日使ってほしいので、使い心地がいいものを心がけています」と、1つ1つ手作り手描きで作られています。 

絵付けは染付や和紙染などでされていて、オーダーにも対応しています。形やデザインだけでなく、色や色の濃淡などの細かな相談にも応じ、お客さまの欲しいものを作ってもらえますので、ぜひ相談してみてください。

陶房くるみの看板
オールドカーが並んでいる
陶房くるみの外観

工房とギャラリー兼ショップは、砥部町のすぐお隣、松山市中野町に構えています。

県道23号線を東温市方面に進み、左手に素鷲神社と公園がある角を左折、あとはひたすら350メートルほど直進すると、河川敷の手前に看板が見えたら到着です。

ご主人が営む旧車屋さんの一角にあり、敷地内を進むとまず目に入ってくるのは所狭しと並ぶ旧車と3本の立派な木。昭和45年に植えられたもので、中川さんも気に入って残しているそうです。

その木の右手に工房とギャラリー(写真右)はあります。工房には、愛犬3匹も一緒に暮らしています。

ピンクのスイトピーをモチーフとした砥部焼
さまざまな砥部焼が展示されている店内

中川さんの器はお花や動物モチーフのものが多いです。「毎日食事を準備するのはしんどいときもあるし、買ってきたお惣菜でもいいんよ。それでもちょっと手間をかけてこの器に盛りつけてもらえたら、絵柄があるから明るくなるよね。食卓を元気に明るく過ごしてもらいたいな」と話されていました。

ペット用の器とモデルの犬のぬいぐるみ

中川さんの、「使い心地がいいものを」という思いはペット用の器作りにもつながっています。

岡山理科大学今治キャンパス深瀬獣医学博士監修により、高さや角度、深さに大きさ、そしてやんちゃやおとなしいといった性格まで考慮して、オーダー・セミオーダーで作られています。大型犬が食べる際に鼻息でフードを飛ばしてしまうのを防ぐため鼻息が抜ける穴をあけ、食べやすいように顎を乗せられるくぼみをつけた器もあります。

ペットの足型をとった陶板
ミモザ柄のごはん茶碗
あじさいの絵の洗面台ボウル

「砥部焼は磁器だから、他の素材の器に入れたのとは水のきれいさが違う。水もよく飲むよ」とお声をいただくそうです。器に臭いも残らず、そのまま温めも可能です。大切なペットにぴったりですね。 

ペットと一緒にこちらに来て、実際に器の高さや角度を確かめて買い求められる方や、足形を取ったり陶芸体験をして行かれる方など、皆さまざまに楽しまれています。

今後は飲食店とコラボしたイベントも計画中とのことです。

基本情報

  • 住所:〒791-1121愛媛県松山市中野町甲148-5
  • 電話番号:090-4977-6874
  • 営業時間:10時から17時まで
  • 定休日:不定休
  • 駐車スペース:3台
  • SNSなど:HPInstagram
  • 支払い:バーコード決済、現金払い