ヨシュア工房(よしゅあこうぼう)

ヨシュア工房は、竹西辰人さんの父、靖雄さんが1965年に開いた圭仙窯を引き継ぎ、2001年に改名した工房です。
工房とギャラリーショップは、Aコープ城南店からすこし東に行ったところに構えています。
ヨシュアという名は旧約聖書のヨシュア記からきています。モーセの跡を継ぎ、新しい領域を目指したヨシュアのように、ヨシュア工房の作るものは新しい作風で、男女問わず広い年齢層の方から人気があります。


ヨシュア工房では、砥部焼の白磁に藍色という伝統を受け継ぎながら、「瀬戸の海」と「伊予の空」をイメージした「ヨシュアブルー」の商品を制作しています。
筆は使わず、スプレーガンを使った「吹塗り」により、吸い込まれるような深い青をだしています。

デザインによって「青海」「凪」「水音」「波」といった名前が付けられ、器の他にも、手洗鉢やランプシェードなどを扱います。
伝統的な砥部焼よりもカジュアルな印象で、「家庭やレストランなどで自由に食卓に取り入れてほしい」と竹西さん。
工房の中は完成を待つ器であふれ、注文に追い付かないほど。ヨシュアブルーは国内に限らず海外でも人気があり販売されています。
代表は個人作家としての活動もしており、バチカン市国に納める盆栽用大鉢にも採用されました。


ギャラリーショップにはゆったりとしたBGMが。これは、竹西さんが松山市のミュージシャンに、水の深淵を感じられるようなイメージで作ってもらったものだそう。
こちらの空間でゆったりとした気分に浸りながら、じっと器を眺めていると青の濃さや色合いが少しずつ違うことに気がつきます。たくさんの中から自分の一番好きな色を探すのもいいですね。
更新日:2024年04月01日