高齢者の定期予防接種

更新日:2025年04月10日

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予防接種には受ける義務はなく、自らの意思と責任で接種を希望し、その意思が確認できる場合にのみ受けることができます。

受け方

1 希望する医療機関に直接予約する

愛媛県内で、高齢者の定期予防接種の実施を承諾している医療機関で接種することができます。ご希望の医療機関へ事前に連絡し、予防接種を実施しているかの確認と予約をしてから受診してください。

2 次のものを持って接種を受けに行く

  • マイナンバーカードや介護保険証等の本人確認書類(住所・氏名・生年月日が確認ができるもの)
  • 接種費用
  • 予診票高齢者の肺炎球菌感染症のみ

(注意)季節性インフルエンザや新型コロナウイルス感染症、高齢者帯状疱疹の予防接種のための予診票は町内外を問わず各医療機関に置いてありますので、持参する必要はありません。

(注意)町外の医療機関や入所施設等で予診票が必要と言われた場合は、保健センター(089-962-6888)にご連絡ください。

季節性インフルエンザ

インフルエンザは、例年12月から3月にかけて流行し、肺炎や気管支炎などの合併症を引き起こして重症化することがあります。インフルエンザが流行する前に予防接種を受けることで、重症化や合併症の発生を予防することが期待できるとされています。

対象者

砥部町に住民票がある人で下記に該当する人

  1. 接種時に65歳以上の人
  2. 接種時に60歳以上65歳未満の人で、心臓やじん臓、呼吸器の機能の障害または、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫低下の重度障がい(身体障害者手帳1級程度)を有する人

実施期間

10月1日から翌年1月31日まで

接種回数

期間中に1回限り

接種費用

自己負担額 1,500円
ただし、生活保護法による被保護世帯の証明書を持参した人や中国残留邦人等支援給付受給中の人で受給証明書を持参した人は無料で接種できます。

ワクチンの効果

  • 予防接種を受けてから免疫がつくまでに2週間程度かかります。
  • ワクチンの免疫効果は約5か月といわれています。
  • 季節性インフルエンザが流行する12月中旬までに接種することが望ましいとされています。

高齢者の肺炎球菌感染症

成人の肺炎の約2~3割は肺炎球菌という細菌が原因と言われています。肺炎球菌は気管支炎や肺炎だけでなく、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。定期接種に用いられる23価肺炎球菌ワクチンは、90種類以上ある病気の型のうち、4割程度を予防する効果があります。

対象者

砥部町に住民票がある人で下記に該当する人

  1. 過去に一度も23価肺炎球菌ワクチンの接種を受けたことがない人
  2. 接種時に65歳の人
  3. 接種時に60歳以上65歳未満の人で、心臓やじん臓、呼吸器の機能の障害または、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫低下の重度障がい(身体障害者手帳1級程度)を有する人

実施期間

通年

(注意)定期接種の期間は、65歳のお誕生日の前日から66歳のお誕生日の前日までです。65歳の誕生月を迎えられる際に、ご案内と予診票をお送りします。

 

接種回数

生涯で1回限り(初めての接種に限る)

接種費用

自己負担額 4,000円
ただし、生活保護法による被保護世帯の証明書を持参した人や中国残留邦人等支援給付受給中の人で受給証明書を持参した人は無料で接種できます。

新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルスは現在も変異を繰り返しており、すでに感染したことがある人や、新型コロナワクチンを接種した人でも新しい変異株に再感染する可能性があります。また、年齢が上がるごとに重症化するリスクは高まるとされています。

対象者

砥部町に住民票がある人で下記に該当する人

  1. 接種時に65歳以上の人
  2. 接種時に60歳以上65歳未満の人で、心臓やじん臓、呼吸器の機能の障害または、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫低下の重度障がい(身体障害者手帳1級程度)を有する人

実施期間

10月1日から翌年3月31日まで

接種回数

期間中に1回限り

接種費用

自己負担額 3,000円
ただし、生活保護法による被保護世帯の証明書を持参した人や中国残留邦人等支援給付受給中の人で受給証明書を持参した人は無料で接種できます。

ワクチンの効果・注意点

  • ワクチン接種を受けることで、感染した場合の入院や死亡などの重症化を予防する効果が認められています。
  • 新型コロナワクチンと他のワクチン(インフルエンザや肺炎球菌ワクチン等)との同時接種は医師が必要と認めた場合に可能です。
  • 他のワクチンとの接種間隔に制限はありません。

高齢者帯状疱疹

帯状疱疹は過去に感染した水痘(みずぼうそう)のウイルスが、加齢、疲労等の免疫力の低下によって再活性化することで発症します。典型的には、体の片側で帯状に痛みを伴う水疱が出現します。合併症の一つに水疱が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。

対象者

砥部町に住民票がある人で下記に該当する人

  1. 年度内に65歳を迎える人
  2. 接種時に60歳以上64歳の人で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫低下の重度障がい(身体障害者手帳1級程度)を有する人
  3. 年度内に70・75・80・85・90・95・100歳および100歳以上を迎える人

(注意)3に該当する人は令和7年度から令和11年度までの5年間の経過措置として対象になります。ただし、100歳以上の人は令和7年度に限り対象です。

実施期間

通年

接種回数

生涯で1度限り

(注意)

  • 1度とは「接種の完了」を意味します。ワクチンによって「1回の接種で完了」するものもあれば、「2回の接種で完了」するものもあります。
  • 令和7年3月31日までに任意接種で帯状疱疹ワクチン接種を完了した人は、基本的には接種対象になりません。ただし、医師が接種を必要と認めた場合は砥部町保健センター(089-962-6888)へご相談ください。

ワクチンの特徴

ワクチンは2種類から希望するものを一つ選択します。

ワクチンごとの特徴
ワクチンの種類 「ビケン」(生ワクチン) シングリックス(組換えワクチン)
接種方法 皮下注射 筋肉内注射
接種回数 1回 2か月以上の間隔を置いて2回
発症予防効果 5年経過時点で40%程度 5年経過時点で90%程度
持続性 5年程度 10年以上
接種できない人 病気や治療によって、免疫が低下している人は接種できません。 免疫の状態に関わらず接種可能です。
費用 4,500円 1回あたり16,500円

接種費用

自己負担額

  • 「ビケン」(生ワクチン)4,500円
  • シングリックス(組換えワクチン)1回あたり16,500円

ただし、生活保護法による被保護世帯の証明書を持参した人や中国残留邦人等支援給付受給中の人で受給証明書を持参した人は無料で接種できます。

ワクチンの効果・注意点

  • 帯状疱疹ワクチンと他のワクチン(インフルエンザや肺炎球菌ワクチン、新型コロナワクチン等)との同時接種は医師が必要と認めた場合に可能です。
  • ただし、生ワクチンについては、他の生ワクチンと27日以上の間隔を置いて接種してください。
  • 生ワクチンを接種する場合は、輸血やガンマグロブリンの注射を受けた人は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた人は治療後6か月以上置いて接種してください。
  • 組換えワクチンを接種する場合は、筋肉内に接種をするため血小板減少症や凝固障害を有する人、抗凝固療法を実施されている人は注意が必要です。

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この記事に関するお問い合わせ先

保健センター(保険健康課 保健予防係)
〒791-2120 愛媛県伊予郡砥部町宮内1368番地
電話番号:089-962-6888
ファックス:089-962-6891

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