平成30年度施政方針に掲げる重点施策

更新日:2024年04月01日

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子ども・子育て支援の拡充・強化

幼稚園児が並び笑顔で笑っている写真

 県内でも最低水準である合計特殊出生率(注釈1)の引き上げや待機児童の解消が、引き続き本町の喫緊の課題です。
 麻生保育所の改築の推進、認定こども園砥部こども園の開設、幼稚園での預かり保育事業の開始など、子育て支援対策を更に拡充・強化します。
 また、総合福祉センター(仮称)の建設、中央公民館の耐震・大規模改修に合わせて、本町の福祉の拠点づくりの一環として、将来の子ども・子育て支援の在り方を見据え、子育て世代包括支援センターの設置について更に踏み込んだ検討を行います。

(注釈1)一人の女性が15歳から49歳までに産む子どもの数の平均

えひめこどもの城・とべ動物園を活用した、子どもからお年寄りまでが集う「あそびべ、とべ。」の実現

砥部町ブランドマークロゴ

 本町では、シティプロモーションの視点として、「あそびべ、とべ。」をコンセプトに、ブランドマークを作成し、まちのブランド化に取り組んでいます。
 「あそびべ、とべ。」は、砥部に遊びに来て、いろんな遊びのなかに砥部の魅力を感じてほしいというメッセージと、すでにあるものだけでなく新しい何かを遊びのなかに見つけていこうという、本町が目指す方向性を示しています。
 砥部町は、「産業・文化・歴史・人・自然」、「山・川・里・技・味」、「七梅小梅・自然薯・高原野菜・柑橘・砥部焼」と多様性に富んだまちであり、その多様性が多くの遊びを創造しています。遊びがいっぱいあるということは、砥部の豊かさ、幸せ感を象徴しています。
 その遊びのなかで、「えひめこどもの城」、「とべ動物園」は、多くの人に愛され親しまれる施設であり、「とべ」ならではの資源として、重要な位置付けとなっています。
 その資源を活かし、子どもからお年寄りまでが集う「あそびべ、とべ。」の実現に取り組みます。

砥部町を、愛媛県一の「紅まどんな」の産地とする取組み

砥部焼の皿の上に乗った3個の紅まどんなの写真

 果樹の販売価格の低迷による農業経営からの撤退、農地の荒廃など、農業の置かれている環境には厳しいものがあります。
 このような中にあって、「紅まどんな」として販売している愛媛果試第28号の生産量は年々増加し、県における平成28年の生産量は2,200トンを上回りました。そして、約70パーセントに当たる1,600トンを、えひめ中央農協が占めています。
 本町も年々生産量を伸ばし、平成28年の状況は、えひめ中央農協の生産量の約25パーセントに当たる400トンを生産しています。この生産量は、平成24年の生産量の約2.7倍に当たり、平成29年は、更に前年を上回ると予測しています。
 農地の保全、地域の実情に応じた担い手確保や組織づくりのほか、付加価値の高い農産物の生産や地域資源を活かした特産品などの開発が望まれている昨今、「紅まどんな」は、将来の課題を解決できる可能性を秘めた果樹と言えます。次世代に継承できる生産基盤を確立するためにも、砥部町を愛媛県一の「紅まどんな」の産地となるよう取り組みます。

防災・減災対策への取組み

防災避難訓練をする町民の皆さんの写真

 平成29年9月と10月の台風豪雨では、住宅の浸水、道路などの公共土木施設や農業施設の崩壊など、近年にない大きな被害が発生しました。
 今後とも、過去の東日本大震災などの大規模災害を教訓に、自主防災組織や消防などの関係機関と連携し、初期・初動体制や地域防災力、避難所の運営などの強化を図るとともに、消防防災施設の充実・強化に取り組みます。
 また、「自助」、「共助」、「公助」の役割や災害時にとるべき行動についての理解を深めてもらうため、自主防災組織の訓練参加や防災士の育成などを推進します。

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