所信表明および平成25年度施政方針の概要

更新日:2024年04月01日

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所信表明

私は、1月27日の町長選挙におきまして、町民の皆さまの厚い信任をいただき砥部町長の職務に就くことになりました。その重責をしっかりと受け止め、議員各位、町民の皆さまのご意見やご提言を十分にいただきながら、「町民主役のまちづくり」をスローガンに、町民自ら参加するまちづくりを目指してまいりたいと考えています。
また、町民の皆さまの声を最優先に取り組んでこられました中村前町長の町政を継承するとともに、「安全、安心で快適に暮らせるまちづくり」「一次産業、地場産業の育成」「スポーツ・文化の振興と青少年の健全育成」「自助・共助・公助の福祉の充実」「行財政改革、下水道の普及推進、飲料水の安定確保、ごみの減量化などの課題解決」の5つの公約を基本に、事業に取り組んでまいりたいと考えています。

平成25年度施政方針の概要

安全、安心で快適に暮らせるまちづくり

近年、町民の「安全・安心なまちづくり」に対する関心は、ますます高まっています。避難対策、復旧対策、あるいは快適で利便性の高い生活基盤整備に取り組み、災害に対し万全の体制を整えます。

防災対策

平成25年度から、砥部消防署の建築工事が本格化します。老朽化した砥部消防署を建て替えることにより機動力を高め、町民の安全・安心のための拠点づくりを目指します。また、東日本大震災の教訓を生かしつつ、南海トラフ巨大地震の被害想定を基に、地域防災の要となる砥部町地域防災計画を見直します。

学校安全の対策

平成24年度で全小・中学校の校舎および屋内運動場の耐震化が完了しました。平成25年度は、子どもたちが安全・安心に学校生活を過ごせるよう、砥部幼稚園園舎の老朽化対策事業や砥部小学校屋内運動場の防災機能強化事業など、教育環境の整備を進めます。

道路の整備

国道379号岩谷バイパス工事は、銚子大橋の整備を残すだけとなっています。引き続き早期完成に向け、関係機関へ要望するとともに、他の県道整備についても、早期完成に向け、県と協力し円滑な事業推進に努めます。また、町道についても、舗装改修工事などを実施し適正な維持管理に努めます。

一次産業、地場産業の育成

一次産業と砥部焼は、砥部町を代表する産業です。地域の活力を生み出し、地域経済を活性化するため、基幹産業の振興に取り組みます。

農業の振興

優良品種の苗木購入に対する補助やマルチ栽培の推進により、市場競争力の高い産地づくりに取り組むとともに、七折小梅・自然薯・果樹・高原野菜などの砥部町ブランド品の確立や販路拡大に力を注ぎます。

林業の振興

水源涵養(かんよう)機能や木材の生産機能などを十分に発揮できるよう、森林の整備および保全に努めます。また、今後も国・県の補助を受け、林内路網の整備や間伐を中心とした森林整備を推進します。

地場産業の振興

活力ある産業を育成するため、商工業や観光業と連携し、砥部焼まつりなど物産イベントの充実を図り、町産品の需要拡大・販路開拓に努めます。

観光の振興

陶街道ポイントの整備やポイントを活用した地域活性化事業を推進するとともに、個性と魅力あふれる里づくりを実践する住民団体の育成に努めます。また、観光客の誘致を図るため、中予地域で連携し、魅力ある広域観光ルートづくりに努めます。

スポーツ・文化の振興と青少年の健全育成

スポーツの振興

4月から国体準備係を設置し、平成29年に開催される愛媛国体の開催に向けて、環境整備を進めます。平成25年度は、町体育協会と連携し、愛媛国体に向けた気運の醸成に努め、体育館などの施設整備を進めます。

文化振興

文化会館・坂村真民記念館などを活用し、優れた芸術・文化との出会いの機会を積極的に創出するとともに、地域における住民の文化活動の振興・充実に努めます。

青少年の健全育成

青少年の非行や問題行動を防止し、青少年育成センターを中心に補導活動などに取り組みます。

人権教育

人権意識の高揚を図るとともに、家庭、学校、地域が連携・協働し、あらゆる差別の解消に努めます。

学校教育

「豊かな心」「確かな学力」「生きる力」を育み、知・徳・体の調和のとれた児童生徒を育成するとともに、地域に開かれた「信頼される学校づくり」に努めます。

学校給食センター

子どもたちの発達段階に応じたバランスのとれた給食を提供するとともに、センターの建設に向けて、運営方法や建設地などを検討します。

自助・共助・公助の福祉の充実

これからの福祉は、行政サービスを利用するだけでなく、地域の人と人とのつながりを大切にし、お互いに助けたり助けられたりする関係を築くことが大切であると考えています。住民一人一人の努力、住民同士の相互扶助、公的な制度の連携によって解決する協働の地域社会づくりを目指します。

高齢者福祉および障がい者福祉

住み慣れた地域や家庭で安心して暮らしていけるよう、さまざまな生活支援事業を実施します。

児童福祉

近隣市町と連携し、広域保育の充実に努めるとともに、緊急・一時的な保育需要に対応するため、砥部保育所で一時預かり事業を実施するなど、安心して子育てができるよう支援します。

介護保険事業

各種サービス事業を実施するとともに、ケアプランチェックを実施し、介護給付の適正化と給付費の抑制に努めます。

保険・医療

国保医療費の削減および適正化に努めます。また、小学生の入院医療費の無償化を引き続き実施します。

健康の増進

健康運動、食育、健診事業の推進を通して、生活習慣病の予防に努めます。また、安心して出産を迎えることができるよう妊婦健診を充実するとともに、新たに未熟児に対する訪問指導を実施します。

行財政改革、下水道の普及推進、飲料水の安定確保、ごみの減量化などの課題解決

行財政改革の推進

平成25年度から新砥部町行財政改革大綱と第3次集中改革プランに基づき、行財政改革を進めます。

健全な財政運営

財政健全化法に基づく健全化指標は、県下でもトップクラスの健全度を示しています。この状態を維持し、中長期的にも安定した財政運営を続けるため、引き続き行財政改革に取り組みます。

自主財源の確保

公平・公正な税負担を図るとともに、滞納処分を中心とした徴収強化に努め、町税全体で徴収率96%以上の目標を掲げ、積極的な滞納整理活動に取り組みます。

組織機構の改革

平成25年4月から2課増やし12課43係とします。また、保育所および幼稚園に関する事務を介護福祉課から教育委員会に変更し、住民サービスの一層の向上・充実を図るとともに、スピード感のある政策実現、柔軟な組織運営に努めます。

公共下水道事業

接続率の向上および健全な事業運営に努めます。

上水道事業

紫外線処理施設の詳細設計など、第8次拡張事業に着手するとともに、老朽管の更新を計画的に実施し、有収率の向上を図り、より安心安全な飲料水の提供に努めます。

環境衛生の推進

ごみの減量化と資源化を推進するため、新たに小型家電のリサイクルを行います。また、住宅用太陽光発電システム設置補助を引き続き実施するなど、地球温暖化などの環境問題の解決に取り組みます。

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