「セアカゴケグモ」・「ハイイロゴケグモ」に注意
セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモに注意!!
セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモは、熱帯地方などに分布するクモで毒を持っています。
セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモともに攻撃性は低く、おとなしいクモですが、毒を持っていますので、見つけても絶対に素手で捕まえないでください。
また、車などに付着して運ばれ、今後、発生していない地域でも見つかる場合がありますので、十分注意してください。
なお、愛媛県のホームページ<外部サイト><外部リンク>から詳細やセアカゴケグモの写真を閲覧いただけます。
セアカゴケグモの特徴
- 成熟した雌の体長は、約1センチです。
- 全体が光沢のある黒色で、腹部の背面に目立った赤色の縦条があります。
- 毒を持っているのは雌だけであり、雄に毒はありません。
ハイイロゴケグモの特徴
- 成熟した雌の体長は、約0.7センチから1センチです。
- 灰色または褐色などの丸い胴体で、腹部の背面には目立った赤色の縦条があります。
- 毒を持っているのは雌だけであり、雄に毒はありません。
生息場所
巣をつくり、繁殖するために、日当たりがよく暖かい場所、昆虫などのエサが豊富な場所、適当なすき間がある場所を好みます。
- 側溝の内部や、その網蓋のすき間
- フェンスの基部
- 花壇のブロックの内部
- 墓石のすき間
- 自動販売機やエアコンの室外機などの機器と壁とのすき間
などが例に挙げられます。
駆除方法
市販の殺虫剤(ピレストロイド系)を噴射するか、靴で踏みつぶして駆除してください。
卵(卵のう:卵の入っているふくろ)は、棒きれなどでクモの巣ごとからめ取り、その場で焼却するかビニール袋に入れて完全に踏みつぶしてください。
クモに咬まれないために
- セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモを見つけても、素手でさわったり、捕まえたりしないでください。
- 外での作業には軍手などの手袋を使用しましょう。
- クモの生息しそうな場所は、こまめに清掃したりして、クモが住みにくい環境を作りましょう。
咬まれたときは
咬まれた時は、針で刺されたような痛みを感じ、その後、咬まれた場所が腫れたり、熱く感じたりします。
症状のピークは3時間から4時間で、数時間から数日で軽快しますが、時に脱力感、筋肉痛、頭痛などの症状が現れることがありますので、病院で治療を受けることが必要です。
(可能であれば、咬まれたクモを殺虫後、ビニール袋等に入れて持って行ってください。)
発見した場合は
セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモと疑わしいクモを発見した場合は、
- 砥部町生活環境課(089-962-7446)
- 愛媛県生物多様性センター(089-948-9678)
- 愛媛県自然保護課(089-912-2365)
まで連絡をお願いします。
砥部町におけるセアカゴケグモの確認について
令和5年10月23日(月曜日)、砥部町内の事業所敷地内いおいて特定外来生物である「セアカゴケグモ」が確認されました。
砥部町内では、今回の確認が初めてとなります。
現在までに、このクモに咬まれた等の被害を訴えている人はいません。