四国の軽井沢ともいわれる久万高原町。11月初旬には、りんご園が賑います。山村留学センターの子どもたちは初めて、りんご狩りを経験しました。朝食はおかわりを控えるなど、りんご狩りに向けて気合は十分。到着すると、赤く色づいた美味しそうなりんごを前に食欲全開で、さっそく頬張りました。10個近く食べた人もいたようです。帰りには、砥部町のゆとり公園に立ち寄り、体を動かして体調を整えました。
この日は山村留学センターの遠足の一つとして、砥部町と松山市にまたがる「えひめこどもの城」へ行きました。予定していた土曜日は雨模様。ちょっと心配しましたが順延して大正解、当日は心地よい青空の下で思う存分に遊ぶことができました。
毎年恒例の炭焼き体験。まず子どもたちは、地元の向井さんのご指導でくぬぎの原木を運搬し窯に入れる作業を体験しました。向井さんには炭窯を提供していただいて、子どもたちは山の管理や炭ができる仕組みなどを学ぶことができました。2週間後、出来上がった炭を窯からみんなで取り出しました。感謝して使わせていただきます。
11月の「カレーの日」は、子どもたちのリクエストにより餃子づくりをすることになりました。以前にも餃子づくりをしましたが、それだけ人気があるということです。この日も目を輝かせて、まるでプロになったかのような手さばきを見せる子どもたち。ホットプレートで焼きながら、美味しい餃子をおなか一杯食べました。また、地元の亀松さんのご協力で、シイタケも豊作。川で釣ったマスとともに、希望者が舌鼓を打ちました。
干し柿づくりのための柿の収穫を予定していたこの日、肝心の柿の木は昨年が豊作、つまり今年は裏作で実がちらほら…、ということで計画変更し「ご飯炊き選手権」を開催しました。これは子どもたちが広田小学校の米作り体験で収穫した新米を、3つのチームが美味しく炊き上げて味を競うというもの。どうすれば美味しく炊けるか、洗い方や水の量、火加減、タイミングなど各チームが工夫を凝らしました。
12月を目前に、この日はみんなで高市地区の上岡区長さんの山へ出かけました。クリスマスリースづくりの材料である、かずらを調達するのが目的です。上岡区長さんのご指導で立派な太さのかずらにぶら下がったり、緑色のかずらを見付けたりしながら、秋の山で自然にたっぷり触れることができました。
前センター長の田中さんから、今年もたくさんの柚子をいただきました。そこで、美味しく味わおうと、コンフィチュール(さらりとしたジャム)づくりに挑戦しました。苦みを取るための工程など思った以上に時間がかかりましたが、無事に完成。後日、柚子ドリンクにして飲んでみました。今後も、いろいろな食べ方を工夫したいと思います。