シンパシーライジング~砥部焼物語~ [その他のファイル/29.11MB]
7月29日・30日に文化会館で、『砥部町民ミュージカルシンパシーライジング~砥部焼物語~』が公演されました。
このミュージカルは、大森研一映画監督(砥部町出身)の脚本、坊っちゃん劇場制作により完成され、砥部ウィンドアンサンブルの生演奏をもちいた作品です。
キャスト総勢51人は、2月から約6カ月にわたる演技指導を受け、満員の観客を前に、全力で演じました。
この物語は、愛媛県知事の「東京オリンピックの聖火台も砥部焼でいきましょう」の一言で始まった。
検討会の末、その聖火台デザインは、砥部焼に新しい風を吹かせていた吉田窯のものに決まったが、吉田窯の技術だけでは製作できなかった。
困った吉田窯は、普段反目しあっている板東窯に協力をお願いしたが断られ窮地に立たされる。
そんな中、窯元たちは、高校演劇部の演じる、『砥部焼の祖、杉野丈助。そして未来へ』の舞台を観劇する。
その内容は、杉野丈助が砥部焼の磁器を創り出すまでの苦労を語った物語だった。
舞台に心動かされた窯元たちは、共に協力し、聖火台を完成させた。
29日にはサプライズゲストとして中村県知事が出演されました。
砥部焼に新しい風を吹かせている吉田窯。(写真・左)
昔ながらの伝統を重んじる板東窯。(写真・右)
総勢51人のキャストたちが全力を出し切り、素晴らしい舞台を作り上げました。
砥部ウィンドアンサンブルの生演奏が舞台を盛り上げてくれました。