砥部焼の主な原料は、上尾峠(うえびとうげ)産の粗面岩質安山岩(そめんがんしつあんざんがん)の陶石化したものです。
町内の川登(かわのぼり)・万年(まんねん)・扇谷(おうぎだに)・弘法師(こうぼうし)・満穂(みつほ)・上尾(うえび)にあります。
地元産の陶石に、他の産地の原料を混ぜ、坏土(はいど)(やきものの材料となる土)を作ります。
圧縮調整した坏土の空気を抜くため、真空土練機を使います。
指先の勘(かん)で、坏土を均一にしながら厚さを一定にする、熟練のいる仕事です。
成型後、生乾きの時に削ったりサンドペーパーで磨いて仕上げます。
天日や余熱利用で乾燥させます。
窯に入れ、900度から950度で、8時間から10時間かけて焼きます。
主に手描きで絵模様を付けます。
下絵付したものの上に釉薬(ゆうやく)を掛けます。
施釉したものを1300度で15時間から24時間かけて焼きます。
赤絵草紋(そうもん)(左)
染付唐草(そめつけからくさ)(右)